ヤクいぜ。

コンテクストがハイ

ぐっすり寝た次の日、気分がいつもより少しだけマシなので、多少無理して愛想を奮発し、できるだけにこやかに、明朗快活に、人当たりの良い人間を演じてみる。そうするとそれで実際に人生が劇的に好転するというのは、まあよくある。ちょうど、二日酔いがするっと抜けたときのようなあっけなさを伴って訪れるその現象は、多くの運命論者を絶望させることがある。つまり、世間や社会、延いては自分を取り巻く全ては、あまりに単純な構造、簡単なロジックに基づいて日々機能している、という実感は、どれほど小難しい論理で人間関係や社会生活を捉えようとしている人間でも、誰しもが持たざるを得ないということが、まあ、ある。このことは、一定以上のインテリがバタバタ自殺する現象の最たる動機として現代社会に根ざしていると考えていいと思う。まあそれか、自分の中に信念というか、それほど高尚なものでないにしろ何か主義主張があって、それらが差し出す行動指針をそのまま享受するような、つまり例えば、その行動指針がたまたま頽廃的な方向に向いていたならば直ちにデカダンを執り、たまたま極左的な方向に向いていれば直ちに革命家を択むような、“思想”と“バカ正直さ”両方を併せ持ったような奇特な人間であったかのどちらかだと思う。多分あんまり伝わってない気がするので、1個イラストを使ってみようと思う。

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手垢にまみれた画像ではあるが、やはり結構便利なので俺も使う。

 

まず言えることは、ハリボテの幸せから現実の陰惨さへと目を移す時間変化は、全くもって漸変的というか、二次関数的ではなく、ちょうど電気のスイッチをon・offするような、極めて瞬間的なものであるというものである。つまり、そこそこ勉強した程度では、見える光景はバカのそれと何も変わらないということである。因みに画像の本の量がそのまま知識の量として置き換わっていると考えていい。積まれている本が新潮出版なのかヤングジャンプ出版なのかは定かではないが。キングダムの2巻とかではないことをとにかく祈る。

次に、この光景の意味するものってなんなんだろうか、のフェーズに入る。一口に幸せな光景、悲惨な光景といっても、この極度にデフォルメされたイラストでは実際の何某と照らし合わせることができない。そこで、いやそこでというかそれを利用した形になるんだが、さっき言ってた内容との照合で話を進めて、いきます。まず幸せな光景(バカが見てる方)について考えうわっ、なんだこれ、急に面倒くさくなってきたぞ、やばい、かなり面倒くさい、面倒くさすぎる、もう一文字も書きたくない。クソ面倒。何もしたくない。爆乳美少女にチヤホヤされたい。面倒。つまらない。ダルすぎワロタ。中学のときの俺なら確実に2chに「面倒くさすぎワロタwwwwwwwwww」みたいなスレ立てまくってる。いや面倒くさ。めちゃくちゃ面倒くさい。いやダリ〜〜〜。モハメド・ダリ〜〜〜〜。今調べたらモハメド・アリやった。バカが。いやマジ面倒くさ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!面倒くさ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

 

https://youtu.be/8ouWoisvuZ4